04588-161118 SIGMA 85mm F1.4 DG HSM でポートレイトが美しい
11月17日、SIGMA「85mm F1.4 DG HSM」が発売されました。SIGMAの最高画質レンズシリーズ「Art」ラインで待望の85mm F1.4。推測していた以上に、その画質は群を抜いて美しい。
85mmといえば「ポートレイトレンズ」とも称されるレンズ。人物を撮影するとき、人と人とがおしゃべりする一般的な距離に位置するため、被写体の両目にある二つの黒目が最も親しみやすい角度になることから、ポートレイトに適している、と感じられるのがその理由だと思います。写真を見る人が、写真の中の人物との間に、近すぎず遠すぎない距離を感じる人物写真を写せるのです。
人物写真で大切なのは目の表情。85mmレンズで撮影するときの距離感がポートレイトとして好印象を与えます。
そんなわけでSIGMAのArtラインに85mmレンズがリリースされることが待ち望まれていました。実質的な前バージョン「85mm F1.4 EX DG HSM」が十分に素晴らしい性能だったため、Artラインのレンズとして刷新されれば、間違いなく高性能高画質なレンズになるだろう、と期待していました。
画質と性能最優先で一切の妥協なく設計されているSIGMAの「Art」ライン。ズームレンズと単焦点レンズ、どちらもあります。最近、そのズームレンズの高性能に驚いて便利に使っていますが、やはり単焦点レンズは数段上手。
今回、Artラインの11本目として85mmが発売されたことで、開放F値がF1.4の明るい単焦点レンズが5本揃いました(APS-Cサイズ用を含めると6本)。
20mm F1.4 DG HSM
24mm F1.4 DG HSM
35mm F1.4 DG HSM
50mm F1.4 DG HSM
85mm F1.4 DG HSM
30mm F1.4 DC HSM(APS-Cサイズ用)
早速撮影。素晴らしい!!
ポートレイトレンズなので、まずはゼミの学生たち。
まつげくっきり。にじみや収差がないから、ピントを合わせた部分がくっきり鮮やかに写る。その周りはふんわり柔らかい。モデルが引き立つ。
みんなの表情が優しく写るシグマの85mm。ポートレイト以外も広く使える面白さ。それはまた別の記事で書きます。
By 塩澤一洋, Kazuhiro Shiozawa on November 25, 2016.
Exported from Medium on May 2, 2017.